
こんにちは、健康アドバイザーのマコトです。
今日は、あなたの体にイノベーションをおこしたいと思います。この内容は前にも記事で少し触れましたが、昨日、一緒に仕事をしている健康ジャンキーな医師と飲みながら改めて重要だと思ったのでみなさんにもシェアしたいと思います。
健康イノベーションとは何か・・・それは弁証法!
まず、イノベーションとは何でしょうか?健康についてのブログなのに、なぜ科学技術で用いられるイノベーションという用語を使わないといけないのでしょうか。
それは、「人間とは科学だからです」。そして、イノベーションこそ健康の本質と考えているからです。
さて、さっぱり意味が分からなくなりましたね。そういえば、どこかの大学に人間科学部なんて名称の学部がありましたが、人間を科学的に研究しているそうです。
人間のこと、私たち自身のことを要素還元的に理解しようと考えると、宇宙の原理原則を理解するのと同じレベルでの科学技術が必要になることはイメージできそうですね。
科学技術は、常に進歩しています。科学技術の進歩にはイノベーションが伴います。イノベーション=技術の進歩・革新と翻訳できます。
このイノベーションをおすためには、条件があります。条件とは、「古い技術です」。そう、古い技術が、新しい技術を伴ってリバイバルしてやってくるのです!
帰ってきたウルトラマンみたいにね^ ^ あ、帰ってきたウルトラマンをご存知ない方は、気になさらず。
他の事例をあげると、電話や腕時計が身近な例としてあげられますね。
私が小学生時代のときは、家にはリンリンうるさい黒の固定電話しかありませんでした。それが、電波技術、カメラの技術、半導体の進歩が、古い電話の技術と合体し、スマートフォンが誕生したわけです。
アナログ固定電話・衛星電話(移動式の大きな電話)+デジタル技術=スマートフォン。
デジタルとアナログの対立する技術の融合。
つまり、これが、電話イノベーションの本質です。
同じことが腕時計でも起きていますね。昔は、アナログの腕時計しかありませんでした。しかし、今は心拍数など健康管理もできるスマートウォッチも登場し、腕時計にイノベーションがおきています。
まとるめと、イノベーションとは、古い技術が新しい技術を伴って進歩・進化することです。四字熟語でいえば、古きを知り、新しきを悟る・・・温故知新といえなくもないです。
これを哲学的にいえば、「弁証法」といえます。何千年も前の古代ギリシャ人の哲学者がすでに考えていたわけです。
弁証法とは、意見が合わない対立している考え方が正(ジテーゼ)と反(アンチテーゼ)とし、止揚(ドイツ語でアウトヘーベン)して、合(ジンテーゼ)を得ようとする考え方です。
対立する考え方(テーゼ)を一つ高いところで統合することで、「新たな考え方(イノベーション)」を獲得することができるのです。
かなりざっくり説明しましたが、イノベーションの本質が電話や時計の実存を伴うとイメージできるかと思います。弁証法のイノベーションを一言で言い表すなら、反対の対象を「踏まえて乗り越えていく」ということでしょう。
さて、前置きが長くなりましたが、これを健康イノベーションにおきかえて考えてみましょう。
そのためには、対立する事項を考えなければなりません。健康に関する対立する事項を考えてみましょう!
- 肉食と草食
- タンパク質の質(動物肉と魚)
- コーヒーと緑茶
- 糖質制限の炭水化物(ご飯など)の摂取
- 日光浴の是非
- 高血圧における塩の摂取
- ドーパミンとセロトニン・オキシトシン
- 東洋医学(漢方)と西洋医学(化学薬品)
- 運動とリラックス
- ビタミンCの風予防効果の是非
まだまだあると思いますが、これを上手く弁証法を活用してみてください。何か新しいあなただけの健康イノベーションが生まれるかもしれません。
重要なことは、今まで間違っている、どっちが良いのかと悩んでいた健康法が、新しい健康法や知見を伴うと、より良い健康法になる可能性があるということです。
だから、あなたが間違っていると思っている健康法を見つけたらラッキーです。その間違った健康法を踏まえて乗り越えた先に、新たな健康イノベーションがあるからです。
今後、こうした対立する事項について、ディーベトしながら記事にしていきたいと思います。
今日の実践
あなたが行っている健康法の反対を考えてみてください。それを踏まえて乗りこえたとき、必ず健康イノベーションがおこります。
これは人類の歴史が証明しているからです。